史上最大の極左内閣

9月3日の記事の続編と思ってください。

 なぜ野田内閣は、廣田内閣以来の極左内閣なのか。
 と言っても、普通の人は廣田弘毅なんて、城山三郎の『落日燃ゆ』以上の知識があろうはずが無いので、イチから解説を。

<カバーストーリー>
 昭和11年(1936年)2月26日、政治家・官僚・財界の腐敗に義憤を感じた陸軍の青年将校はクーデターを起こした。そして高橋是清蔵相をはじめ、要人が次々と暗殺されたが、クーデターそのものは4日で鎮圧された。
 暗殺の恐怖に政治家や官僚は怯え、軍部の発言力が飛躍的に高まる。
 後継総理に奏薦された近衛文麿は誇示し、廣田弘毅外相の昇格と言う形で内閣を組織する。廣田は親友の吉田茂(戦後の首相)を参謀にして組閣を進めるが、陸軍はことごとく干渉する。そして陸軍の要求で吉田茂ら自由主義者は退けられ、廣田は寺内寿一陸相や武藤章軍務局員の傀儡と化してしまう。

 途中、なんか日本語がヘンですが、通説はこんなものです。
 内容も、自分で書いてて疑問だらけですが、そこは今日は捨象。
 とりあえず、できあがった組閣名簿をどうぞ。ウィキさん、よくできてます。

  総理大臣 広田弘毅(外務省)
  外務大臣 有田八郎(外務省)
  内務大臣 潮恵之輔(貴族院:昭和研究会) ・・・知事の任命権あり。警察が中心。
  大蔵大臣 馬場一(貴族院:昭和研究会)
  陸軍大臣 寺内寿一(陸軍大将)
  海軍大臣 永野修身(海軍大将)
  司法大臣 林頼三郎(司法省)
  文部大臣 平生釟三郎(貴族院:無所属)
  農林大臣 島田俊雄(政友会)
  商工大臣 川崎卓吉(民政党)
  逓信大臣 頼母木桂吉(民政党)      ・・・郵政のこと。
  鉄道大臣 前田米蔵(政友会)
  拓務大臣 永田秀次郎(貴族院:同和会)   ・・・植民地行政を担当。
内閣書記官長 藤沼庄平(貴族院:昭和研究会) ・・・今の官房長官。
 法制局長官 大橋八郎(貴族院:昭和研究会)

 外務・陸軍・海軍・司法→官僚プロパー。
 内務・大蔵・内閣官房・法制局→昭和研究会。
 農林・商工・逓信・鉄道→政党が喜びそうなポストをあてがう。
 文部・拓務→貴族院にあてがう。

 首相官邸を押さえ、予算・警察・地方行政・法案審査を握った昭和研究会って何者?
 まあ、これもウィキで調べてください。

 中心人物を並べると、
蝋山政道・・・吉野作造を葬った東大教授。戦後「平和学」の教祖。
佐々弘雄・・・労農派(自治労)のドンの向坂逸郎の盟友。朝日新聞で支那事変を煽りまくる。
風見章・・・後の近衛内閣書記官長。戦後は社会党極左派の領袖。
三木清・・・戦前・戦中・戦後と、左翼文化人の代表。
矢部貞治・・・東大教授。戦後歴史学のカバーストーリーの作者。典型的偽装右翼。
尾崎秀実・・・いわずと知れたゾルゲのお友達。スターリンの手先。

 昭和研究会、大物だから呼ばれただけの人もいるので所属しているだけではなんともなのですが、上記にあげた人物の共通点は、「全員、近衛文麿側近の共産主義者!」ということ。
 それだけでもどれだけ危険かはわかると思いますが、この内閣の真の黒幕は、近著で。
 陸軍など、いいように利用されたパシリにすぎません。
 外国人参政権どころか、敵国に乗っ取られた内閣だったのです。

 もう一つ、この内閣が行った亡国の仕掛けが、

増税無限ループ

 奴らの手口を図化すると、

ソ連がスパイを送り込む
 ↓
首相の取り巻きを仲間で埋める
 ↓
戦時体制を理由に世論を煽りまくる=お国のためには増税やむなし!
 ↓
おバカな軍部の独走、いくらあっても税収が足りない
 ↓
増税につぐ増税、増税無限ループ
 ↓
以上を日本が滅びるまでやり続ける
 
 

 くれぐれも、下記にならないように願いたい。

中共がスパイを送り込む
 ↓
首相の取り巻きを仲間で埋める
 ↓
震災復興を理由に世論を煽りまくる=お国のためには増税やむなし!
 ↓
おバカな増税原理主義者の独走、いくらあっても税収が足りない
 ↓
増税につぐ増税、増税無限ループ
 ↓
以上を日本が滅びるまでやり続ける