亡国前夜(最終回)―マッカーサーこそ日本民主制の癌

これまでのあらすじにして総集編

 昨年の衆議院選挙の前から、本日の参議院選挙次第で日本は滅びる、と言い続けました。
 日本人のほとんどが忘れているでしょうが、昨年今頃は
「自民党でなければ誰でもいい!漢字が読めない麻生首相はイヤ!」
「マニフェストに基づく政策本位の選挙が日本にも根付いた。」
「官僚の言いなりの自民党ではなく、一度は民主党にやらせたほうがよい。」
「ようやく選挙による政権交代が起き、日本にも二大政党制がはじまった。」などと狂奔していました。

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パーマストンとは

かつて大英帝国にパーマストン卿あり。 人にできないことを三つもやった。  一つ。激昂する米国世論を恫喝だけで屈服させる。 1839年。英国領カナダと米国の国境で、英国人スパイが逮捕された。当然、米国の法律に従えば死刑である。ところがパーマストンは釈放を要求する。その時の文句がすごい。 焼くぞ! もう少し丁寧に紹介すると、「なるほど我々はカナダにはそれほど陸軍はおいていない。しかし、その気になればニューヨークもボストンも灰にできることを君たちはお忘れではないか。」 その後の歴史で「リメンバー○○○」を三回も繰り返した米国世論も沈黙。スパイを無罪放免引渡しをしたとか。 米国人のすごいところは、自分が弱いと思うと、それを自覚した行動が取れるところである。  二つ。支那便衣兵を叩くだけ叩いて見事に引き上げ。 1840年。有名なアヘン戦争(英清戦争)を引き起こす。最近の研究では単純な構図ではないと言われているが、当時は麻薬を密輸して取り締まられたのに逆切れして英国が弱いものいじめをした戦争と言われていた。その善悪はともかく、中国大陸の戦は、正規軍が壊滅してからが本番である。 清朝正規軍はこの時も一ヶ月で壊滅した。その後の十一ヶ月は、延々と便衣兵(ゲリラ&テロ)との抗争である。今のイラクと大して変わらない殺し合いである。英国は不平等条約を押し付けて、さっさと引き揚げた。  三つ。嫌がるロシアを戦争に引きずり出し、袋叩き。 1853年。在野のパーマストンは外交界の長老として世論を煽りまくり、クリミア戦争を引き起こした挙句に介入。ロシアという国は、戦闘力が弱いことを自覚しているので物量に頼るし、それ以上に外交が上手で慎重な国である。 ところがこの時ばかりはまんまと欧州で孤立し、袋叩きにされた。  その他、パーマストンに関しては、詳しくは下記を参照。  君塚直隆『パクス・ブリタニカのイギリス外交 : パーマストンと会議外交の時代』(有斐閣、二〇〇六年) 少しばかり自慢をすると、実はこの本を書いてくださいとお願いしたのは私です。初対面から「中華ナショナリズムババ抜き」の話で盛り上がり、周囲から「いつからの仲ですか」と訝しがられ。で、二回目の時には有斐閣の君塚さん担当の方と「本格的なパーマストンの話を書いてくださいよ」という話に。 帯は 「ネオコンなど生ぬるい!」 「艦砲射撃は男のロマン!」  では、会社の性質上、企画が通らないということで、「英国外交の神髄」が採用されましたが。酒が回ると「パパパパパーマストン」などと、どこぞのパフィーの番組のような話にも。。。  閑話休題。 昔からパーマストンに注目していたが、十九世紀の大英帝国、まさにあらゆる面で超大国で、他の普通の大国が三つくらい束になってかかってやっと互角なのですね。絶頂期の米国と違い頭も良いし、今の米国と違い中国とロシアが結束すれば何も言えなくなる、どころかフランスが「国連安保理で拒否権行使するぞ」と言えばすごすごと出て行く、などということはないのです。 現代の我々にとって重要なのは、米国は決して超大国ではないということです。 この砦でもしつこく言っていますが、大江健三郎あたりが撒き散らした、根拠不明なアメリカコンプレックスから自由になるべきでしょう。  さて、十九世紀の大英帝国が、絶頂期の米国よりも力が強く頭が良かった。 これはここまで言えばお分かりいただけたと思う。  我々の先人たちは、こんな相手と張り合ったのである!  そして幕末維新という自己改革を成し遂げ、独立を守ったのである。  米国があり、中国がある。そして日本がある。 何かをしなければと思った時点で、あなたは既に坂本龍馬です!

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中国のパターン

一、新王朝成立

二、功臣の粛清

三、対外侵略戦争
(負けても良い。政争の敗者の口減らしなので)

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フィンランドメソッドと言うよりも・・・

かなり前ですが、教育論に関しての私の意見を、というご要望がありましたので、軽い雑談として。というか数日前に、本当に雑談としてしていた話を。というか、ちょっと今、難しい仕事を抱えていて、重い内容が書けないので、すいません。これが片付けば、「日本国憲法の正統性」をばたばたと仕上げつつ、「世界史」も急いで、余裕ができたら「亡国前夜」もやります。そして、「国際連盟脱退」は皆忘れています???

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国際連盟脱退(2)ー内田康哉という人

内田康哉、明治・大正・昭和の三代のすべての御世において外務大臣を務めた唯一の外交官である。この人物、あまりにも無能なのである。満洲事変期の外交交渉過程を見ていると、なぜかリットン調査団にまちぼうけをさせて真意を疑わせてみたり、などの無意味な所業が多く、後に「馬鹿八」と自他共に認められる有田八郎次官(回顧録の名称が『馬鹿八と人は言う』である。本当に馬鹿だったのである。)があきれて収拾に駆けずり回るという、目も当てられない惨状なのである。

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なぜ「大学では教えられない歴史講義」なのか その1

もはや日本の大学は大学ではない

インターネットの普及により、情報化社会と言われるようになった。では、人間はそれほど賢くなったのであろうか。例えば、紙とインターネットとどちらが人類にとって大きな発明であろうか。インターネットを検索すれば、どこかに答えがあるのであろうか。その答えが正しいと、どうすれば判断できるのであろうか。

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講演・取材依頼

下記の分野に関しまして、取材・執筆・講演等の仕事の依頼をお受けしております 専門が憲法運用の歴史である憲政史ですので、主に、憲法と歴史に関してお引き受けしております。昭和史を中心とした日本近代史が本来の専門ですが、現在の問題に関するお仕事もお引き受けしております。 憲法問題。 ・・・大日本帝国憲法、日本国憲法、主要国憲法との比較、主要国の憲政史。 日本史。・・・日本近現代史。特に昭和史。他の時代や通史的な仕事も、条件次第ではお引き受けいたしております。 外交・国際関係。・・・日本外交、地政学、国際法、安全保障論。 近現代の中国や欧米主要国など主要地域と日本の関連を扱っております。軍事問題やその他の地域(例えばバルカン半島)に関しても、条件次第ではお引き受けいたしております。 政治・行政問題。・・・政局や官僚機構の問題など、時事問題も取り扱っております。  ※電話でのお問合せはご遠慮下さいますよう、お願いします。※お問い合わせにつきましてはメールにて返信をさせていただきます。その際のメール未着を防ぐ観点から 「info@equitymanage.jp」を迷惑メール と認識しないようご設定ください。

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