小選挙区制が嫌だ、とかで衆議院の選挙制度は話題にする人が多いのだけど、参議院は救いようがないほど意味不明なんですね。
ついでにわかりにくい。
ということで、要望が多いので参議院の全国区を解説。
参議院議員全国区は、48人の議員を比例代表制で選びます。
比例代表とは、得票数に応じて議席を比例配分する制度。
例えば、有効投票数6千万票で3千万票を獲得した政党Aは24議席を獲得、
というように。
では、その24人の当選者をどうやって決めるか。
選挙前に、各政党が名簿を提出します。
もちろんA党も出します。
A党の名簿の中で24人の当選者を選びますが、昔は、順位が最初からついていました。
1〜24位の人は当選、25位以下は落選、といった感じに。
これでは上位は寝てても当選、
(名簿順位を決める幹部に睨まれた)下位は絶対落選、です。
特に、「30位にされた人を応援したいけど、なんであいつが1位なんだ」というような有権者の意思は無視されます。
現在は、順位を有権者が決めることができます。
参院比例代表では、政党の名前を書いても無効票になりません。
「A党」と書いても、A党の票にはなります。
他の党の票にはなりません。
しかし、順位づけには関係ありません。
よって、全国区ではどの党のどの人に投票したいか、個人名を書くのが基本となります。
(A党の)Aさん!という感じに。
こうすれば、A党が「なんでこいつを?」という候補を擁立しても、
当選を左右する順位を上げさせないということができるのです。
まとめ
参院全国区では、個人名を書きましょう。
政党名を書いても、無効票にならないだけです。
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